2023年の半分くらいをつぎ込んで得た学びの話。
このお話は10割主観によるもの。
あとこの中で国内系とか海外系とか出てくるけど、これはどこの国のVPS事業者かって話。
何をしてたのか
FiveMっていうカスタムされたGTAVがあって、なんやかんやでそのサーバーを半年くらいやってた。
最初の人を増やしてた期間はアクセスが集中する時間があってその間のサーバー動作が不安定になるからなるべく安定してリソースを使える事業者を探していろいろ試行錯誤してたそんな感じ。
契約したサーバー
セルフホスト
本題とはちょっとずれるけど、結論として条件を満たせるなら当然これが答え。
今回はサーバー用に出せるパソコンのある人がことごとく高速回線を引いてなくて断念。
最初はこれでやってたんだけど、人数が増える中でラグがひどくなったり、ゲーム内VCが途切れ始めて人生で初めてパケットロスを体験した。
ということで、アクセスを支えられる回線とマシンがあるならこれが最善策ではあるっていう前置き。
WebArena Indigo
最初に借りたVPSがここ
当時契約してたプランが下の表のやつ
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
6コア | 8GB | 160GB SSD | 1Gbps | 3410円 |
決め手は国内系のVPSなのに1Gbps上限の回線が使えるってこと。
他の国内系VPSだと100Mbps回線とかが多い中でWebArenaなら1Gbpsってのが魅力だった。
実際に使ってスピードテストを回したときは、1Gbpsが出たわけじゃないけどそれでもかなり速かった記憶はある。
サーバーにある程度人を入れてたくさんオブジェクトを出してもらってもちゃんと動作してたからネットワークの速度は十分だった。
けど、WebArenaに移行してから時々サーバーに入れない人が出てくるようになった。
ホームページには速度制限がかかる目安があるんだけどまだ余裕はあるはずだった。
入れない人も暫く時間をおけば入れたりしたから、通信の多いクライアントに一時的な制限がかかったりしてるのかなぁって雰囲気ではあった。
一部とはいえ入れない人がいるのは問題だし、運営の人が入れなくなったりで大変だったから次のサーバーを探さないといけなくなった。
GoodLeaf Hosting
これは120%私が悪い失敗談。
FiveMで結構いいスクリプトを開発してるグループがあって、そこの公式Discordで広告が流れてきたから試しに契約してみたサーバー。
海外リージョンのサーバーしか無いからpingがあれだったから、テスト用のサーバーは立てたけどそのまま1か月で解約した。
Contabo
海外系のVPSだけど日本でもサーバーを用意してるタイプのところ。
当時契約してたのが下の表のやつ。
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
4コア | 8GB | 50GB NVMe | 200Mbps (10TB/月) | EUR 9 |
6コア | 16GB | 100GB NVMe | 400Mbps (10TB/月) | EUR 15.5 |
今だとプランが変わって近いものでいえばこんな感じ
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
4コア | 6GB | 100GB NVMe | 200Mbps (10TB/月) | EUR 6.75 |
6コア | 16GB | 200GB NVMe | 400Mbps (10TB/月) | EUR 14.5 |
必要な通信速度を計算した時にこれでも耐えそうなことが分かったから値段につられて契約した。
特徴としては通信量が予め決められてること。
国内系のVPSだと通信量は無制限なことが多いからそこに気を付けないといけない。
ここも悪くはなかったんだけど、不思議なことにいつもpingが高くなるひととそうでもない人がいる。
メールで問い合わせてみたところ、Contaboが日本に拠点を設置するときにコストを節約するために日本のIPトランジットプロパイダを使用しなかったらしい
そんなわけで、日本からのアクセスなのに海外を経由するルートに飛ばされることがあって、数msでサーバーに接続してる人もいれば200ms超で接続してる人もいるような状態だった。
メールでは来年(2024年)に日本のISPを導入する予定という話で低pingを要求される用途ではそれを待ったほうがよさそうな感じだった。pingがそこまで重要じゃないなら安いし全然いい選択肢だと思う。
現にこのサイトは誰に見せるわけでもないからContaboのVPS上でホストされてたりする。
唯一不安なのは最初の本人確認でいろんな情報をメールで送信しないといけないこととか、サポートを受けるときはサーバーへのアクセス情報もまたメールで送らないといけないのとか。
まぁ値段なりにそういう面はあるけどそれ以外に不満は案外ない。というか相対的に少ない。
AdvinServers
Contaboの後釜にしてサーバーを閉じるまで使ってたところ。
ここも海外系のVPSでContaboよりもっと安い。
使ってたプランは下の2つ。
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
2コア | 16GB | 60GB NVMe | 1Gbps (4TB/月) | 1182円 |
4コア | 32GB | 120GB NVMe | 1Gbps (8TB/月) | 2366円 |
今はサーバーの場所が東京から大阪になって同時にプランもだいぶ変わった。
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
4コア | 16GB | 120GB NVMe | 10Gbps (1TB/月) | 1744円 |
8コア | 32GB | 240GB NVMe | 10Gbps (2TB/月) | 3549円 |
12コア | 64GB | 480GB NVMe | 10Gbps (4TB/月) | 6953円 |
AdvinServerで一番難しいのは契約することで、空きが全然でない。
公式のDiscordにいるBotのコマンドで空きを一括で確認できるんだけどほとんど空いてない。
当時は運営の中で毎日空きがないか確認してくれてる人がいて、見つけてすぐに契約してもらった。
東京サーバーの契約中に大阪サーバーの提供が始まって、最初は大阪サーバーに移される的な話を聞いてたんだけど、なんかそのまま東京サーバーのままになってる。
まぁ、10Gbpsの速度にして通信量大きく減るくらいだったら前のままでもいい気はする。
ただ東京サーバーだと、CPUの使用率に制限がかかってるのか時々動作が不安定っぽそうな瞬間はあった。大阪になってその辺がどう変わったかは使ってないから未知数。
HostHatch
一応契約してみたけど、Advinがそこそこ良かったのと、もうそこまでアクセスが集中しなかったから使わないで解約したやつ。
ここもだいぶ安い系の海外VPSだけど、契約が毎回失敗して最終的にサポートチケット立ててもらって契約したいプランを伝えたうえで支払い待ちの請求書を出してもらったはず。
一応それで契約はできた。
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
2コア | 8GB | 35GB NVMe | 40GBps (2TB/月) | USD 12 |
興味はあったけど使ってないやつ
機会と時間とお金があれば今度はこの辺も試していきたいやつ
WebHosting24
プランの一例はこんな感じ
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
8コア | 8GB | 160GB NVMe | 1Gbps (4TB/月) | EUR 24 |
12コア | 12GB | 240GB NVMe | 1Gbps (6TB/月) | EUR 36 |
プランの種類は多いけど、ここもadvinと一緒で空きがほとんどない。
ちょうど空きがあったときに契約しようとしたけど、支払いがうまくいかなくてサポートチケットを切ったら暗号通貨での支払いを試してほしいって言われたからちょっと怖くなって諦めた。
VirMach
プランの一例はこんな感じ
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
4コア | 8GB | 240GB NVMe | 1Gbps (8TB/月) | USD 37 |
メモリが現状8GBまでしかないのと、80/443ポートの開放保証がオプションだったり大変そうな雰囲気だったから使わなかった。
ずっと「Comming Soon」なMemory Optimizedのインスタンスもあるらしい。
こう…ほんとに大丈夫なのかって不安はある。
SpeedyPage
プランの一例はこんな感じ。
vCPU | メモリ | ストレージ | ネットワーク | 料金 |
4コア | 8GB | 120GB NVMe | 10Gbps (4TB/月) | USD 22.49 |
5コア | 12GB | 180GB NVMe | 10Gbps (6TB/月) | USD 34.36 |
今までのに比べると高めかもしれない。
全部こけたらこれを使おうと思ってたから最後まで使わずじまいだった。
Oracle Cloud
料金の一例がこんな感じ
vCPU | メモリ | 料金 |
2コア | 8GB | 3853円 |
2コア | 16GB | 5103円 |
4コア | 8GB | 6457円 |
4コア | 16GB | 7707円 |
このほかに無料枠で200GBのストレージと10TB/月の通信帯域がついてくるらしい。
他にもAlways Freeとして色々提供されてはいる。
それこそ小さめのインスタンスならコンピューティングもできる。
全然ありだけど、当時はアカウント作成に難航したのと、実際使ったとしてクラウドをちゃんと使えるか不安でクラウド破産とかしたらってのが不安だったから諦めた。
最近アカウント作れたからそのうち触ってみたい。
まとめ
FiveMで使うサーバーを探していろいろ使ってみたけど、やっぱり値段なりの理由がそれぞれある感じではあった。
今回は使える予算に制限があったから安めのサーバーってところを重視して探したけど、面倒なのがあれならLinodeとかVultrとかその辺使っておけばまぁ楽なんだろうなって雰囲気はある。
けど、今なら家に光回線引けたからそもそもVPSに頼る必要もないかもしれない…
セルフホストしてた時もいろいろあってセキュリティ面でちゃんとできるか不安はあるけど、それができるなら間違いなく最善ではあるそんな結論。
今、この中からどれか選ぶとするなら、
本人確認のプロセスとかに不安がないならContabo
ある程度ちゃんとしててほしいなら、WebArena
その辺が無難にお勧めできそう。
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